第99回 「発酵食品で免疫力を高めよう

味噌汁
  日本人の朝ごはんに欠かせないのは、やはり何と言って
も味噌汁ではないでしょうか。味噌は高温多湿な日本の風
土ならではの優れた栄養と独特の味わいをもつ発酵食品の
代表選手です。では、味噌以外に発酵食品と聞いて何を思
い浮かべますか。

納豆    醤油、米酢、納豆、キムチ、イカの塩辛、鰹節、ぬか漬
  け、酒、ビール、チーズ、ヨーグルトなど、外国のものも
  ありますが、日本で昔から食べられている食品が多いこと
  に気が  つきます。日本人は古くから発酵の技術を上手に
           利用して、多くの発酵食品を食生活に取り入れてきまし
           た。食材を発酵することにより、栄養価が高くなるだけ
           でなく、消化吸収しやすくしているのです。最近の研究
           では、これらの発酵食品には腸内の善玉菌を増やし、腸
           内細菌のバランスを整える働きがあることが分かってい
           ます。

  腸管は最大の免疫器官で、全身の60〜70%の免疫細胞が存在するといわれていますので、腸内環境を整えることは免疫力を高めることにつながります。腸内環境が悪くなると、便秘が続いたり吹き出物が出たりします。毎日の食事にバランスよく発酵食品を取り入れて、腸内環境を整えることが免疫力を高める秘訣です。

  ただ、何事もそうですが、発酵食品が体に良いからといって過大に摂りすぎないように注意しましょう。漬物や塩辛などのように塩分量が多いものが数多くあるからです。また、百薬の長と言われるお酒も、飲みすぎは肝臓に負担をかけます。大切なことは毎日の食事にバランスよく発酵食品を取り入れて、日本人の体にあった和食中心の食生活を心がけることです。