第97回 「魚を食べて元気になろう!

秋はやっぱりさんまだね
   魚はおいしいだけでなく、体に欠かせない栄養素も豊富に含んだ素晴らしい食材です。良質のたんぱく質やビタミン類、ミネラル分に加え、特に注目されているのが魚油に含まれるEPAとDHAです。

   EPAはイワシやアジ、サバなどの青魚に多く含まれる成分で、血液の流れをスムーズにする働きがあり、脳血栓や心筋梗塞などの生活習慣病を予防します。DHAは、魚の目や頭のまわり、内臓、血合いに多く含まれ、脳神経の働きを良くすると言われています。「魚を食べると頭が良くなる」と言われるのはこのためです。そもそもDHAというのは人間の脳に約30%、目に50%も含まれている成分なのです。しかし、体内で作られにくいので、これを多く含む魚から摂る方が効果的といえます。また、最近ではコレステロールの上昇をおさえたり、アレルギー疾患を防いだりする効果も注目されています。

    以前の和食のたんぱく源といえば魚でしたが「調理が面倒」「食べにくい」などの理由から魚離れが進んでいます。平成18年に初めて魚介類の摂取量が肉類を下回り、平成21年には摂取量の差が過去最大にな
りました。また、摂取「量」だけでなく、摂取「内容」も大きく変化しています。購入形態は切り身、刺身、干物など下処理が少なくてすむものが好まれ、「鮮魚の1人当たりの購入数量の品目別割合」(総務省「家計調査」)においても、1位サケ、2位イカ、3位マグロ、と切り身や刺身で売られる魚の人気が高くなっています。このことにより、口にする魚種数は減少の一途をたどっています。

お寿司もいいねぇ    魚は、生活習慣病の予防に効果があることがわかっています。肉料理を魚料理に変える、おかずに一品加えてみるなどして、日々の食生活の中に取り入れてみましょう。