第83回 「救命のリレー

   皆さんは、9月9日が何の日かご存じですか?まずは119番
9(きゅう)と9(きゅう)で「きゅうきゅうの日」、すなわち「救急の日」です。
平成19年4月、大阪府岸和田市で行われた野球大
会で、選手の胸にボールが当たり心肺停止状態に
なりました。このとき、たまたま居合わせた観客
による心肺蘇生措置のおかげで、選手は一命をと
りとめました。
命にかかわる重大な事故等は、いつ、どこで、何
が原因でおこるか分かりません。心肺蘇生などの
救命処置をしなかった場合、心臓停止後3分、呼
吸停止後10分で50%の人が死亡するといわれてい
ます。


■心臓や呼吸が突然止まった人の命を救うにはどうすればよいのでしょうか…

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まず、119番通報をして、A救急車が到着するまでの間に応急手当(心肺蘇生法)を行い、AED(近くにあれば)を使います。B救急車が到着
                        したら、救急隊員に引き継ぎます。救急隊
                        員は、必要に応じ高度な救急処救急車置を行いな
 がら病院へ向かいます。
C病院で  は専門
 の医師によってさらに高度な救命医療  が
行われます。
この4つの要素、つまり、「  119番通報」「応急手当」「高度な救急処置  」「高度な救命医療」をうまくつなげて命を助ける…これが「救命のリレー」です。このどれか一つが欠けても、命を救えるチャンスは少なくなります。しかも、4つの要素のうち二つは、居合わせた人、つまり「あなた」の手にかかっています。「あなた」がまずは119番通報し、応急手当を始めることで、この大切な命のリレーをスタートさせてください。
もちろん、何の心構えもなく突然目の前で人が倒れたら、戸惑ってしまうのは当然です。しかし、一度練習しておけば、そしてちょっとした勇気さえあれば、救命の手助けは誰にでもできることなのです。


※毎年9月9日は「救急の日」で、この日を含む1週間を「救急医療週間」(本年は9月5日〜11日)として、全国各地において応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されています。