第8回 「笑う門には福きたる」
挿絵(笑い)
  最近、大笑いすることが少ないと思うことがあるのは私だけではないだろう。

 18才の頃は、箸がころんでもおかしいといわれるが『フトンがふっとんだ』なんて、寒くなるようなシャレでも友達同士でおなかを抱えて笑い転げていたような気がする。


 試験の結果が思わしくなくても、喧嘩をしてしょげていても、自分の存在がちっぽけに思えた時でも、自己嫌悪でふさぎ込んでいても、笑うと嫌な気持ちやモヤモヤした感情も本当に吹っ飛んですっきりしていた。


 笑うことでNK細胞(がん細胞をやっつけるリンパ球の一種、ナチュラルキラー細胞)が元気づいてくるといわれている。また、腹を抱えて大笑いをするとお腹がよじれるほど痛くなることがあるが、これも笑うことで胃腸の運動が急に活発になるため。時々大笑いすると胃腸に活をいれとても効果のある「胃腸薬」になる。
 また、何だか咳払いさえもできない緊張するような雰囲気が長時間続いたりすると胃のあたりがキュウっと痛くなったり、動悸がしたりするがこれは自律神経の強度の緊張によるもの。こんな時ほんの少し笑いを誘うようなことがあれば自律神経の緊張を和らげられ一息つくことができる。

挿絵(おどり)

 「一怒一老、一笑一若」「笑う門には福きたる」ってまさにそのとおり。




 また、反対に「泣く」ことも「笑う」事と同様の効果があるらしい。
挿絵(泣き)
 涙の中には多くのストレスホルモンが入っており泣くことで涙が有害物質を取り除き心が浄化されるといわれている。だから、泣いた後はお手洗いに行った後のようにさっぱりした気分になる。



 笑いも涙を流して泣くことも人間だけのもの。18才の頃には戻れないけれど人間らしい感情をいつまでも持ち続けたい。それが、元気でいきいき暮らせるコツのようだ。あんまり悲しくて泣くのは嫌だけど、笑えるネタを探しながらいきたい。

                挿絵(山)