第76回 「低温やけどにご注意を!


   冬の季節に手放せない温熱器具。
気カーペットやストーブ、こたつ、カ
イロ、湯たんぽなどの使用頻度が増え
るこの時期に気を付けたいのが「低温
やけど
」です。温かくて快適と感じる
温度でも、長時間、体の同じ部分に触
れていれば、皮膚は熱による損傷を受
けます。普段何気なく使っている温熱
器具が、誤った使い方で低温やけどの
原因となることもあるのです。

 「低温やけど」は痛みを感じにくい脚部などで起こりやすく、重症化しやすいやけどです。冷え性で電気あんかや湯たんぽなどを使う機会が多い女性、糖尿病で知覚障害がある人や高齢で皮膚感覚が鈍くなっている人は、特に注意が必要です。


低温やけどを防ぐポイント
   ・使い捨てカイロは肌に直接貼らない。
   ・湯たんぽはタオルなど布にきちんとくるんで使
     う。
   ・暖房器具の温度は低めに設定する。
   ・コタツや、ホットカーペットの上で眠らない。
     起きているときもクッション等を使って、熱源
     が肌に直接触れないように気をつける。


  温熱器具を使っているときに、皮膚が赤くなっていたら低温やけどを起こしている可能性があります。低温やけどの場合、通常のやけどと違って、水で冷やしても応急手当の効果があまり期待できません。また、自分で水ぶくれをつぶしたり、皮膚に何かを塗ったりすると、傷から感染するおそれがあります。自己流の手当ては避けて、速やかに医療機関を受診し診察を受けましょう。