第74回 「今年もご用心、ノロウィルス


   食中毒と聞くと夏のイメージが強いのですが、冬でも食中毒が起こります。
   一昨年の冬は激しい嘔吐や下痢を引き起こす「ノロウイルス」による食中毒が大流行しました。
   食中毒統計によると、2006年の年間食中毒患者数のうち約7割がノロウイルスによるものであり、一般的な食中毒とは逆に冬に多く発生します。
  ノロウイルスは、主に口から入って小腸で増殖し、それによって激しい下痢や嘔吐を引き起こします。集団発生は食品を介しての感染より、人から人への感染のほうが多いことがわかっています。将来的な発生予測は困難であり、ノロウイルスの特効薬もありません。しかし、きちんとした手洗いと十分な加熱でノロウイルスによる食中毒は十分に予防できるとされています。

手洗いが大事!    「帰宅したとき」「食事の前」「調理や配膳の
  前」「トイレのあと」、さらには「感染した人
  の世話をしたあと」や「便や嘔吐物の処理後」
  などにも、手をよく洗うようにします。手を洗
  うときは、石鹸で親指の周りや、指と指の間、
  指先、つめ、しわ、手首など、洗い残しを起こ
  しやすい部位も意識的に洗うことが必要です。
  十分な流水でしっかり洗い流し、清潔なタオル
で水気をふき取ります。タオルは個人専用の  もの、もしくは使い捨てのぺーパータオルを利用することも二次感染を防ぐには有効です。また、食品に付着したノロウイルスは、食品の中心部を
85℃で1分間の加熱することで感染力が失われるとされています。
ウィルスをやっつけろ
 「ウイルス」と聞くと「目に見えない強力な
もの」と思いがちですが、正しい手洗いと十
分な加熱を心がけること食中毒を予防するこ
とができます。