第70回 「きゅうりの効用

   私たちの食卓にはさまざまな野菜が顔を並べ、健康維持に一員かっています。いろいろな病気の予防につながる栄養素が含まれており、野菜不足の食生活では生活習慣病を引き起こしてしまうこともあります。野菜の持つ働きを知って健康生活に役立たせてはいかがでしょうか?

  夏野菜の代表の一つ“きゅうり”。全体の90%以上が水分で、栄養面ではカリウムが比較的多く、ビタミンB群・ビタミンC・アデニン・アルギニンなども含んでいます。水分とカリウムの利尿作用がむくみや二日酔いの解消に効果があります。また、カリウムは塩分を体外に排出する働きがあるので、血圧の上昇を防ぎ、筋肉を正常に保つ働きがあります。

       漢方でも、きゅうりを生で食べると余分な熱を取り去る
  ので、熱のある病気や口がひどく渇いているとき、胸の
  あたりがもやもやするときに効果があるといわれていま
   す。生で食べてもおいしいきゅうりですが、ぬか漬けに
   するとさらにビタミンB1が多くなります。1つ注意した
            いのは、きゅうりにはビタミンCを破壊するアスコルビ
ナーゼという酵素が含まれるので、ビタミンCの豊富な野菜と一緒にすりおろしたりジュースにしたりするのは禁物!せっかくの栄養を壊さないように気をつけましょう。スライスしてサラダに混ぜる程度であれば大丈夫です。加熱したりレモンや酢を加えたりすることにより、この酵素の働きは抑制されるので、酢の物や中華風炒めものは良い調理例です。
  きゅうりの力で体を冷まし、夏の暑さをさわやかに乗り切りましょう。ただし、冷え性の方は取り過ぎないように気をつけましょうね。