第7回 「得する食べ合わせ♪」
挿絵(サラダ)
 ずっと昔、学生だった頃に家庭科の先生が『生のニンジンはサラダには適さない。他の野菜のビタミンCを壊しますから。サラダにいれたい時は、さっと湯通ししてね。』と講義されたのをなぜか覚えています。


 しかし、なんとニンジンばかりかキュウリにもビタミンCを破壊するアスコルビターゼという酵素が含まれていることを遅まきながら最近、栄養士からききました。


 でもを加えたり、冷蔵庫でやしたり、をかけたりするとこの働きはなくなるということなので一安心。だから和食の定番の「キュウリとワカメの酢の物」「大根とニンジンのなます」なんて実にすばらしい。全部の野菜のビタミンが破壊されることなく、とれるのですから。


挿絵(味噌汁) それから、味噌汁の具でおなじみのワカメと豆腐については、カルシウムをたんぱく質と一緒にとると吸収がぐっと良くなるので、ワカメのカルシウムと豆腐のたんぱく質が効果をあげています。


 得する食べ合わせは、まだまだあります。


挿絵(にんじん) ニンジンや、ホウレン草、パセリ、小松菜に多くふくまれる抗がん作用のあるβ−カロチンは油といっしょに摂る事で吸収率はアップします。だから、ホウレン草の胡麻和えなんて最高です。また、豆腐とかつおぶし、大豆とシイタケ、大豆と海藻などは、大豆のカルシウムとビタミンDでカルシウムの吸収に効果大です。


 他にもたくさんあるようですが、私たち日本人が昔から食べていたものばかりで、先人の知恵は素晴らしいとあらためて感じています。


挿絵(冷奴) そんなわけで我が家の今晩のメニューは、冷奴(鰹節とネギをたっぷりかけて)に豚肉のしょうが焼きにタマネギを沿え、キュウリとワカメの酢の物といきましょう。


 もちろん炊き立てのご飯と一緒に。


 そうそう、夕べ漬けたナスも糠のビタミンをしっかり吸収して、食べごろのぬか漬けになっているはず。このナスに、生姜のすりおろしをそえていただくと日本人でよかったなあって思います。