第69回 「夏バテ予防のポイント

   梅雨が明ければ、いよいよ本格的な夏。日本の高温多湿の夏は「あつい、だるい、食欲がない、やる気が出ない、眠れない」など私たちに「夏バテ」と呼ばれる症状を起こします。

   夏バテの主な原因には、発汗により失うミネラル、ビタミン不足、脱水、食欲不振に伴う栄養失調、冷房による気温差、暑さからくる睡眠不足などが考えられます。また、忘れてはいけないのが「湿気」です。高温多湿のために汗をかいても蒸発しにくく皮膚がべたつき、不快感をもたらします。これらを放置しておくと、自律神経の調整がうまくできなくなり体温調節機能に支障をきたすほか、内臓の働きが悪くなり胃腸障害を引き起こすこともあります。

   この夏の暑さを乗り切るために、夏バテ予防のポイントを紹介しましょう。

(1)夏野菜をとりましょう!
          夏野菜は、自然の夏バテ予防剤。たっぷり
    の水分を含むため、体温を下げ、種々のビタ
    ミンは体の調子を整える働きをします。
      夏の野菜としてお勧めなのは、「枝豆」。
    成熟した大豆には含まれていないビタミンC
    を豊富に含みます。アルコールの分解途中で
    できるアセトアルデヒドの分解を促進し、二
    日酔い予防にもなります。また、夏に不足し
    やすいビタミンB1も豊富で、疲労回復効果が
    あります。さらにはサポニンやイソフラボノイドを含み、コレス
    テロールや中性脂肪を減らすうえ、シミ、ソバカス予防にもなり
    ます。
         そのほかビタミン豊富なトマトやとうもろこしなども食卓に一
    品加えてみてはいかがでしょうか。

(2)夜、暑くて眠れない人には、シャワーより「入浴」がおすすめ!

   夏はついシャワーですませがちですが、疲れをとり、リラック
    スするにはお風呂が効果的です。長風呂や熱いお湯はかえって汗
    の量が多くなりますので、汗が出る前にお風呂から上がるように
    しましょう。入浴は、水圧により血液の循環がよくなるほか、新
    陳代謝が高まるとともに自律神経の働きもよくなります。お風呂
    から出た後は、ミネラルウォーターなどで十分に水分の補給をし
    ましょう。

(3)室内と屋外の温度差に注意!
   外気との温度差は5℃以内にし、エアコンの設定は28℃くらい
    にするのが望ましいでしょう。
勤務先など、自分で環境温度の調
    節ができない場所に出入りするときには、上着やひざかけを用意
    して自己調節
しましょう。