第5回 「健診結果を受取ったら」

血圧が高いが・・・

 血圧は、刻々と変化するもの。

 1回だけの測定で血圧が高いとか、低いとか神経質になる必要はありませんが、血圧は高くなってもほとんど自覚症状はないので時々は血圧測定してチエックすること。

 血圧を上げないようにするには、まず減塩。1日10g以下が望ましいのです。例えば、カップ麺には4.0g・塩鮭1切れ4.0g・しょうゆ大匙1杯2.7gの塩分が含まれています。なるべく薄味になれ、素材そのものの旨味に気づいていきましょう。



コレステロール値が高いけど・・・
挿絵(にんじん)
 コレステロールが多く含まれているもの(例えば、鶏卵・鶏レバー・うなぎ・たらこ等)の食べ方に気を付けて下さい。線維の多い野菜は、たっぷり取りましょう。野菜の繊維が余分なコレステロールを身体の外へ便と一緒に出してくれます。

 また、善玉コレステロールを増やしたり、中性脂肪を減らしたりするので運動は、大切な生活習慣です。

 自覚症状はなくてもコレステロールや中性脂肪が高すぎると動脈硬化や狭心症、脳血栓などの原因になります。生活習慣を見直してドロドロ血からサラサラ血へ変身していきませんか?もちろん、治療中の方も同じく生活習慣にはご注意です。



血糖値が高い・・・

 最近、増加傾向の糖尿病。

 健診で紹介状が発行されたら必ず受診すること。できれば栄養士のいる病院が望ましいのです。

 糖尿病は自覚症状がほとんどなく進行するけれど、ちゃんと管理ができれば全然怖い病気ではありません。治療を中断したり、まあいいか!で食事療法や運動がおろそかになると合併症を引き起こし大変です。



尿酸値が高くて・・・
挿絵(酒)
 尿酸は身体の新陳代謝の過程でできる老廃物。食べ過ぎやアルコールの飲みすぎによって尿酸が結晶となり足の親指や膝関節を攻撃し激しい痛みに見舞われる。これが痛風発作。この発作がなくてもジワジワ腎臓機能が弱ってくるので油断禁物。焼肉にビール、宴会続きで野菜不足、なんていう事のないようご注意ください。



ペプシノゲン検査で紹介状・・・

 胃炎の傾向にある方に紹介状が発行されやすいようです。まず、胃腸科の専門医を受診され胃カメラ検査を受けて下さい。胃が、荒れているかもしれません。精密検査の結果で萎縮性胃炎といわれた方は通常の方より胃がん等になるリスク(危険)が高いですので定期的に胃カメラでの検査を受けられる事をおすすめします。



挿絵(ベン)大腸がん(便潜血)検査で紹介状・・・

 大腸がん検診(便潜血検査)の結果が陽性でも、「がん」という訳ではありません。便に血がまじっていたけれど腸ポリープか、痔か、それ以外かどこからのものか分かりません。そこで胃腸科専門医を受診され検査を受けられることをお勧めします。





いつも尿潜血・・・

 尿に微量の血液が混じっている事を『尿潜血』といいます。直ちに、腎臓や膀胱などの病気というわけではありません。健康な人でもその日の体調などで潜血や蛋白が出ることがあります。そこで機会があれば再度、尿検査をしておかれると安心ですね。



少し体重を減らしたい・・・

 太り過ぎに特効薬は、ありません。
   ・何よりも食事量を減らすことと運動
   ・なかなか実行が難しいという方はまずよく噛むこと
   ・夕食後の飲み食いは中止
   ・120円を持って自動販売機に行かない
挿絵(ランニング)
 そうそう、朝ごはんを食べないのも身体のバランスが崩れて太りやすい体質になりますよ。

 また、たまには自動車をやめて自分の足を使って歩きませんか?運動になる事はもちろんですが、四季の移り変わりを肌で感じて気持ちのいいものです。