第37回 「足湯のススメ」

   過ごしやすいこの季節、私ごとですが、この前、名古屋の新観光地「イタリア村」に行ってきました。村内を観光していると足湯を発見!イタリア村に足湯…と和洋折衷ならぬ和伊折衷が印象に残りました。歩き回った後の足湯は気持ちいいでしょうね、ということで、今回は足湯をとりあげます。

   足湯とは、読んで字のごとく「足をお湯につける」ことです。簡単ですが、単に足を暖めるだけでなく優れた全身効果があります。まず、全身の血行を良くすることで体内の老廃物代謝を高め、発汗作用により体内不純物が排泄されます。

   血液には栄養や酸素のほか、代謝によって産生された老廃物も混じっています。これらの老廃物は尿や汗などで排出されますが、血の循環が悪いと排出されずに血液中に残り、引力の関係で下、つまり足にたまります。たまった老廃物は血行を阻害し、様々な病気の元となります。冷え症の人が足のむくみや便秘症状の訴えを聞いたことがあると思いますが、原因はここからもきているのです。また、足湯には腫瘍の発生を抑える働きを持つ『NK細胞(ナチュラルキラー細胞)』の活性度を増加させる報告もあります。NK細胞はがん細胞を殺す作用があり、足湯を行うと免疫力も高まるということなのです。もちろん足を暖ちょっとひといきめることで自律神経を癒し
疲労回復リラックス効果があることはご存知のとおりです。膝下しかお湯に浸けないので、のぼせにくく、心臓にかかる負担が少ないこと、服の脱ぎ着が不要で気軽にできる点も良いですね。ただし、効果を期待して浸かりすぎるとかえって体は疲れてしまいます。足が温まり少し汗ばむ程度が効果的です。


   最近は、ドライブや観光の小休憩に「ちょっと一息」できるよう足湯を設けるところが増えました。紅葉の季節、変わり行く木々の姿を見て心を癒すと共に、毎日休まず働いている(?)足も、一緒に癒してはいかがでしょうか。