第34回 「唾液の働き あなどるなかれ
    


「最近口の中が乾く」「口の中がネバネバする」こんな症状を感じる方はいませんか?最近、年齢に関係なく、口の渇きや唾液が出ないといったドライマウス(正式には「口腔乾燥症」)を訴える人が増えています。

  ドライマウスは現代病の一つとも言われ、年齢が増すことによる機能の低下、糖尿病や免疫疾患などの病気、またストレスや口呼吸などが原因の場合もあります。私たちの口の中は、毎日
1.52リットルも出る唾液によって、常に潤った状態にありますが、ドライマウスは唾液の分泌量が減ることで起こります。「口が渇くなら、水分をとればいいのでは?」と思いがちですが、唾液は食べ物の消化を助けたり味を感じさせるといった役目だけでなく、全身の健康に関わるさまざまな役目を果たしていることはご存知ですか?例えば、口の中をきれいにする洗浄作用、食べ物を噛んで飲み込む作用、発音や会話をスムーズにする円滑作用、粘膜を守る潤滑作用、歯を守り修復する作用、病原菌などから体を守る生体防御・抗菌作用です。


                            唾液の働きをあなどってはいけません。「ドライ
  マウスかも・・・」と思う方。何でもないからと放
  っておく と、唾液の働きがうまくいかず、虫歯や
  歯周病、口臭が 悪化したり、病気が隠れていること
  も。まずは自分の口 の中をよーく観察して、食事の
  時はよく噛むことを心がけましょう。口の中の
  乾きが続いたり痛みが出るようであれば、口腔外来
  や歯科医院を受診してみましょう。



   忙しいこの現代、普段の食事をゆっくりよく噛んで、味わいながら食べることを大切にしたいですね。