第32回 「桜の香り
    

さくら
   日差しがやわらかくなってきました。もうまもなくすると絢爛たる桜絵巻の季節です。一面ほのかに白く輝く桜は視覚効果十分ですが、その香りは・・・どうでしょうか。香水やお香など桜の香りと銘打ったものもありますが、嗅いで見るとそのような違うような香り。桜餅のような香りに感じることも・・・これはまさに「花より団子」ですね。


  人間の五感の中で最も記憶と関係が深いと言われているのが、嗅覚です。ですから、香りを嗅ぐことでそれにまつわる思い出が不意によみがえってくるということもあります。記憶力アップも含めて香りの様々な効果、中でも癒し効果(アロマテラピー)が生活の中に随分溶け込んできました。社会全体に疲弊感が漂っているためでしょうか。そういったからだや気持ちの疲れへの癒し効果をアロマテラピーに求めているのかもしれません。

  アロマテラピーの効果はなんと言っても、気持ち(心)に効くことです。リラックスする・気持ちの切り替えを助けてくれる・集中力が上がるといった効果があります。効果の出る(好みの)香りは人それぞれなので、いろいろな香りを試してみるのもアロマテラピーの楽しみ方の一つです。そうした中で好みの香りを見つけて上手に使うことで、アロマテラピーの効果が出て来ます。香りで自分にもまわりにもやさしい気持ちになれたらいいですね。

  さて、桜にはこれと言った特徴的な強い香りはないようです。ですから、桜の香りとは一人一人が持っている・感じている香りといえるかも知れません。今年のお花見は桜を愛でつつ、あなたにとっての桜の香りを探してみてはいかがですか?