第29回 血圧と上手につきあう最初の一歩
    



説明する看護師  冬場は寒さで血管が縮み、血圧が高くなる傾向があります。けれど、一回測って高かったからといって高血圧とは言えませんし、逆もまたしかり。人間の血圧は常に変動しており、高血圧かどうかを判断するには定期的に血圧を測ることが大切です。

 高血圧と診断される方の多くは、血圧の原因がはっきりしない
「本態性高血圧」が大半で、これといった自覚症状もなく健診などで気付く場合がほとんどです。逆に他の病気が原因で血圧が高い場合は「二次性高血圧」といわれ、その原因となっている病気の治療が優先されます。

  血圧を「たまたま高かっただけ」「健診では高いに決まっている」と安易に判断するのは禁物です。心配しすぎる必要はありませんが、放っておくと命にかかわるようなことが起きる可能性も忘れてはなりません。高血圧の判断には、普段からの血圧が重要です。家庭用の自動血圧計も普及しているので活用することが血圧との
よいお付き合いの始まりです。

  正確に測定する
ポイントをご紹介しましょう。血圧計は二の腕で測るタイプがお勧めです。そして、測る前15分くらいは安静にする、測定する30分以内のカフェインの入った飲み物・タバコは控えることです。そして、出来るだけ同じ時間に測るのが理想です。朝は起きて1時間以内、排尿後・朝食前(血圧の内服をしていれば内服前)、夜は寝る前に測ります。

  よく耳にするのが「体調の悪い時に測る」と言う方。体調の悪い時だけ測るのでは上手な利用とはいえません。
普段からの血圧値を知ることこそ血圧と上手に付き合う第一歩です。。