第13回 「トントン 唐辛子」

 ドラマの影響で巷は韓国ブームです。
 本場で食べることはもちろん、焼肉やキムチだけでなく様々な韓国料理が家庭でも楽しめるようになりました。そういった韓国料理に欠かせないものが香辛料、なかでも“唐辛子”です。
               
 “唐辛子”には200種類以上の種類があるそうで、色鮮やかなパプリカやカレーなどに使われる香辛料のチリペッパー、あと“辛くない唐辛子”としてピーマン・シシトウなどがあります。特に赤唐辛子(タカノツメ)は一年を通して手に入りやすいので、利用される方も多いのではないでしょうか。

 “唐辛子”に限らず香辛料は料理に香りや風味を与えるのはもちろんですが、食欲増進や消化促進、そして保存性を高めるという効果もあります。
 夏はとかく食欲が落ちたり冷たいものに偏ったりと食事のバランスを崩しがちです。そこで、普段の食事に唐辛子など香辛料を上手に使い食欲を刺激しましょう。

 辛味刺激は発汗作用も促し、体温を下げるといった効果もあります。夏は毛嫌いされる汗ですが、それによって人間が本来持っている体温を調節する機能も働きます。冷房で涼むのも良いですが、唐辛子などの辛味を利用し汗もしっかりかきましょう。

 土地や季節の合わせて食事を選ぶ、これぞ食に根ざした生活の知恵であり食事の楽しみと言えるのではないでしょうか。ただし、あまりに強い辛味は胃の粘膜をいためることもありますので、辛さは上手に加減してください。

 今年はピリリと辛みを上手に利用して夏を乗り切りましょう。