第117回 「入浴で心も身体もリフレッシュ

   柔らかい日差しに、異動・昇進・新入社員の入社…と新しい出会い、新しい生活に心も浮き立つ季節の到来です。しかし、体調がいまひとつと感じることはありませんか?実は、春は環境の変化に伴ってストレスを感じやすく、心身が不安定になりやすい季節であるといわれます。その日の疲れはその日に解消したいものですよね。一日の労働で緊張していた体をほぐし、過剰なストレスを鎮めることが大切です。
   そのために効果的なのは、「入浴」です。毎日入るお風呂で体を温め、ストレスを鎮め、冷えを防止すれば疲れを解消し、疲れにくい体づくりができます。

では、入浴にはどのような効果があるのでしょうか。

1. 温熱作用:体を温める働きのことで、湯船につかると体温が上がり、体内の
     毛細血管が広がって体の末梢まで温め、血行を促進します。また新陳代謝
     が高まって老廃物や疲労物質の代謝が進み疲労回復が格段によくなります。

2. 水圧作用:体にかかる圧力のことで、体中にマッサージ効果をもたらしま
     す。この圧力はウエストを3〜5cmも細くなるほどかかるだけでなく皮膚血
     管にも加わります。そのため手足にたまった血液が押し戻され血行がよくな
      り、リンパの流れがよくなります。

3. 浮力作用:人間の体は活動しているときはもちろん、ただ立ったり、座った
     りしているだけでも重力に逆らって姿勢を保つために、筋肉は働いていま
     す。浮力により水の中に入ると人間の体重は普段の10分の1になります。
     浴槽のたっぷりとしたお湯につかればいつも体重を支えている筋肉の緊張
     がほぐれホッと一息つくことができます。

 このような効果を十分に得るためには、さっとシャワーだけで入浴を済ますのではなく、ゆったりと湯船につかる習慣を作るとよいでしょう。いい湯だな

 心身ともに休息させてリラックスしたい時は、40℃以下のぬるめのお湯が正解です。
  ぬるめのお湯は脳内の副交感神経が刺激されて睡眠が促進され胃腸の消化吸収も活発となります。  反対に42℃以上の熱いお湯は交感神経が優位になります。心臓の鼓動は速くなり、脳は興奮状態に陥っている状態となります。
  ゆったりとしたリラックス効果を得るためには、ぬるめのお湯にゆっくりと20分程度つかり、音楽や読書など自分の好きなことをする時間や、くつろぎの空間をつくりながら入浴してみるのもいいかもしれませんね