第115回 「乳がん検診、受けていますか?

  乳がんは乳腺に発生する悪性腫瘍のことをいいます。乳がんになる人は年々増えており、2005年には患者数が5万人を越え、16人に1人が乳がんにかかる計算です。また他のがんとは異なり、罹患率が40歳代、50歳代の若い世代で急増するので恐れられている一方、早期に発見すれば9割以上が完治する治りやすいがんでもあります。

  早期に乳がんを見つける方法としてX線を用いたマンモグラフィ検査があります。圧迫板で乳房を強めに挟むので痛みを伴うことがありますが、少ない被ばく量で腫瘤を鮮明に撮影するために、圧迫することは避けられません。マンモグラフィ検査では腫瘤の他、早期乳がんのサインである石灰化の有無を調べることができ、早期発見する上で、現在最も有効な検査と言われています。更に乳がんの約7割以上は早期がんとして発見されています。

  ただ、マンモグラフィ検査だけでは、乳がんを100%見つけることはできません。写真で写らない部位のがんや、成長速度の速いがんを見つけるには自己検診も必要です。乳がんは自分で触れて見つけることができる唯一のがんです。

  乳がんを早期発見するためにも40歳以上の方は1ヶ月に1回の自己検診と、2年に1回乳がん検
診を受けましょう! 乳房にしこりを見つけた場合や血の混じった分泌物が出るなどの気になる症状がある場合は、検診を待たずに直ぐ乳腺外来や外科のある医療機関を受診してください。

 <乳がんの危険因子>
@ 年齢が40歳以上  A家族の中に乳がんの方がいる
B 出産経験がない方、高齢出産の方(30歳以上)
C 早い初潮(13歳以下)、遅い閉経(50歳以上)
D 閉経後の肥満    E閉経後ホルモン補充療法を行っている方
F 過去に良性乳腺疾患になった方
G 喫煙、アルコール摂取の過剰の方