第108回 「きのこの効果

   夏の暑さも終わりに近づき、過ごしやすい季節となってきました。芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋などと言いますが、食欲の秋を満喫される方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は秋の味覚、きのこについてご紹介します。

   きのこには、多くの栄養素やそれらから得られる効果がたくさんあります。

○代謝促進、高血圧予防
 きのこには、ビタミンB1・B2が豊富に含まれています。ビタミンBはエネルギー代謝を助ける働きがあり、さらにビタミンB群の中のナイアシンという物質は、血流を改善する効果もあるため血圧を安定させ、高血圧の防止に役立ちます。

○便通を良くする
 特に女性によく見られる便秘ですが、きのこには食物繊維も多く含まれており、便通を良くする効果もあります。また、コレステロールは腸内で吸収されますが、食物繊維にはこの吸収を抑え、体の外に排出する作用もあります。さらに、きのこは低カロリーであるため、摂取カロリーを抑えたい方にもおすすめできる食材です。

○抗がん作用
 きのこに含まれるβグルカンは、体内のがん細胞や感染細胞を攻撃したり、免疫力や抵抗力を高めたりする作用があるといわれています。

   また、特にしいたけにはビタミンDが多く含まれています。その中のビタミンD2は、がん細胞に栄養が送られるのを防ぐことでがん細胞の増殖を抑えます。さらに、しいたけを天日干しにするとビタミンDが約10倍にまで増加するといわれています。

  このように、普段は食卓で脇役となっていることの多いきのこですが、さまざまなメリットがありますので、この季節に是非メニューの一品に加
えてみてください。