第107回 「『健診』活用してますか
健診結果は・・・
   一年に一度の健康診断は、自分の体を知る大事なバロメーターです。健診結果が返ってきたらみなさんどうしていますか?毎年自分の健診結果をきちんと保管して、比較する習慣をつけておくと体の変化に気づきやいです。
健診結果でよく言われるのが、

★血圧が高い・・血圧は、生活環境、精神的な影響で大きく日々の中でも変動のあるものです。健診時だけの結果では、すぐに「高血圧症」というわけではありません。家に血圧計のある方は、毎日の血圧を記録したり、スポーツ施設にある自動血圧計を活用してご自分の血圧を把握しておくといいですね。内服中の方は、主治医に相談しましょう。

★コレステロール値が高い・・自覚症状はなくてもコレステロールや中性脂肪が高すぎると動脈硬化や狭心症、脳血栓などの原因になります。生活習慣を見直してドロドロ血からサラサラ血へ変身していきませんか?もちろん、治療中の方も同じく生活習慣にはご注意です。野菜中心にしたり脂っこいものは控え、適度な運動も大切です。

★血糖値が高い・・最近、増加傾向の糖尿病。健診で紹介状が発行されたら必ず受診しましょう。できれば栄養士のいる病院が望ましいのです。糖尿病は自覚症状がほとんどなく進行していきますが、きちんと管理ができれば怖い病気ではありません。治療を中断したり、まあいいか!で食事療法や運動がおろそかになると合併症を引き起こすので大変です。

★尿酸値が高い・・尿酸は身体の新陳代謝の過程でできる老廃物。食べ過ぎやアルコールの飲みすぎによって尿酸が結晶となり足の親指や膝関節を攻撃し激しい痛みに見舞われる、これが痛風発作。この発作がなくてもジワジワ腎臓機能が弱ってくるので油断禁物。焼肉にビール、宴会続きで野菜不足、なんていう事のないようご注意ください。

★大腸がん(便潜血)が陽性、がんですか?・・大腸がん検診(便潜血検査)の結果が陽性でも、必ずしもすぐに「がん」という訳ではありません。便に血がまじっていたけれど腸ポリープか、痔か、それ以外かどこからのものである可能性も。胃腸科専門医を受診して精密検査を受けられることをお勧めします。

 「症状がないから大丈夫!」なんて思わずに、診断結果は「病気になる前のお知らせサイン!」と思って、今後の健康につなげるために活用してみてはどうでしょうか?