第104回 「歯周病予防で8020運動


   6(ム)と4(シ)の語呂合わせで、6月4日は「むし歯予防デー」です。また、6月4日〜10日の1週間を「歯の衛生週間」とし、平成24年度は「 歯みがきは じょうぶなからだの 第一歩 」というスローガンを掲げ、様々な普及啓発活動が行われます。

8020運動     ところで、歯の健康を守る運動に「8020
  (ハチマルニーマル)運動」があることを、
    ご存じでしょうか。平成元年より厚生省
  (当時)と日本歯科医師会が推進している
  「80歳になっても20本以上自分の歯を保と
   う」という運動です。20本以上の歯があれ
   ば、食生活にほぼ満足することができ、健
   康な歯と歯ぐきを保つことは、よく噛める
   だけではなく、食事や会話を楽しみ豊かな
   人生を送るために大切なことです。歯は全
                         てそろって28本(“親知らず”を含めれば
                         32本)ですが、今あなたの歯は何本ありま
                         すか。

  80〜84歳で20本以上歯をもっている人が、8020運動開始当初は7%程度でしたが、平成17年には21.1%となり、初めて20%を超えました。(厚生労働省の歯科疾患実態調査)

  では、80歳で20本の歯を残すためにはどう
すればよいでしょうか。
歯を失う最大の原因は歯周病と虫歯ですが、
特に歯周病には注意が必要です。以前は歯槽
膿漏と呼ばれていたもので、成人の80%が罹患
しているといわれています。そのほとんどは
痛みなどの自覚症状がないため、気付いた時
には重症の場合も少なくありません。悪化す
ると最悪の場合、歯が抜け落ちてしまう恐ろ
しい病気であると共に、糖尿病を悪化させた
り、肺炎、心疾患など深刻な病気の原因になったりすることもありますので、早期発見・早期治療が大切です。歯周病予防には、まず口の中を知ることが予防の第一歩です。歯並びは人によって違いますので、並び方が違えば磨き方も変わります。全体的に何となく磨くのではなく、1本1本、確実に磨きましょう。

そして、適切な歯磨きはもちろんのこと、自覚症状がなくても、年に数回は歯科医院で歯周病検査とメンテナンスを受けることをおすすめします。