第103回 「肺がん検診、受けていますか?


   肺がんになる人は年々増えています。死亡原因としては、男性では第1位、女性は第2位にあげられ、年間の死亡者数は、男性約5万人、女性では約2万人にものぼります。肺がんの症状は血痰や息切れ、胸の痛み、咳などがありますが、初期に自覚症状が現れにくいため、気づいたころにはかなり進行している場合があります。

肺がんの平均5年生存率(5年後に生存している割合)は38%と、胃がん72%、乳がん87%と他のがんに比べ低率です。しかし早期に発見すると5年生存率が70%以上になります。このことからも肺がんは早期発見、早期治療することが大切なことがわかります。

現在、厚生労働省が定める肺がん検診は、40歳以上の人を対象とした年1回の胸部X線撮影や、痰を採取して顕微鏡で調べる喀痰検査です。その他に任意型がん検診(医療機関や検診機関が任意に提供する医療サービス)としてCTを使った肺がん検診があります。胸部X線撮影では、肺がんの大きさが1cm以下のもの、肋骨や心臓の裏に隠れているものはわからないことがありますが、CT検診では肺がんの大きさが5mm程度の小さいものまで見つけることができ、肺がんの早期発見に有用です。1年に1回は肺がん検診、CT検診を受けましょう。
喫煙してると・・・
 <肺がんの危険因子>
@ 喫煙歴がある(非喫煙者に比べ男性で4.5倍、
  女性で2.8倍、喫煙年数や本数が増えるほど肺が
  んになる危険性が高くなります。)
A 受動喫煙がある(危険性が25%高くなります。)
B 年齢が50歳以上
C 遺伝的要因(血縁者に肺がんになった人がいる場
  合、危険性が2.5倍になります)。