第10回 「こむら帰りはイヤ」

 「いたたたたーっ。」
 寝返りをしようとする私をふいに襲う足の痛み、足がつる「こむら返り」というものです。
 「こむら」っていうのは、昔の言葉で「ふくらはぎ」のことで、「こむら返り」は関節運動を支える筋肉の収縮運動の乱れによっておきるもの。しかし原因など充分にはわかっていない様です。

挿絵(水泳) こむら返りは、泳いでいるときや寝ている時、立ち仕事を長くした時、運動しすぎで足が疲れている時、それに妊娠中に起こしやすいのです。
 泳いでいる時は、筋肉が繰り返し収縮するために足が疲れたり、筋肉が冷えたりする事が原因と考えられます。水泳中にもし起きたら大事なのはあわてない事あわてると水を飲んでおぼれる危険性が大。
 寝ている時は、布団の中で足の甲が伸びてふくらはぎや足の裏の筋肉は収縮し易い状態になり、おまけに布団の圧もかかっているので運動神経と筋肉のバランスが崩れやすいのです。

 さて、こむら返りの予防としては
  
@ 就寝中は重い掛け布団はやめて足を動かしやすい状態で寝る。
特に筋肉が弱くなっているお年よりは注意してください。
A 運動中や炎天下で作業する時は水分を充分に補給する事。
B 運動をする前はストレッチングなどをして筋肉の状態を整えてから行うようにする。
が、考えられるところです。

 「あっ、つりそう」と思った時はすぐに爪先をそらして筋肉を伸ばすと「こむら返り」は、予防できます。

 日頃から、ストレッチングをして全身の筋肉をしなやかにしておくと「こむら返り」の予防にもなるし肩こりや腰痛の軽減にもつながります。

 ただし、普段からよく起こす方は病気が関係している場合もまれにあるので一度医療機関を受診しておかれることをお勧めいたします。
挿絵(運動)
 さあ、運動不足をなげいている方、痛い思いをする前にストレッチングで予防をしておきませんか?  筋肉も人生もしなやかがいいみたい。私もカチンカチンになる前に長年お世話になっている身体、これからも付き合っていく身体の手入れをする事にいたしましょう。